今日は、最近つくったアップルタルトのレシピを備忘録として書いてみたいと思います。
昨年から参考にしているレシピは、ズボラの私らしく、「超簡単!」とタイトルについているレシピです(下のYouTubeリンク「超簡単!プロが教える『リンゴのタルトの作り方』シュクレ生地とクレームダマンド apple tart Recipe」)。
この動画の中では、ダンディーなバーテンダーの校長先生が超丁寧に作り方を教えてくださいます。私のような不器用すぎるズボラにもわかりやすい!と評判です(?)
とくにリンゴ、こうやってカットしたらええんや〜、ということでめっちゃ参考になりました。さつまいもとリンゴの重ね煮をつくったときにも、参考にさせていただきました。
じつは、このレシピの分量がうちのIWAKIガラスのパイ皿(直径18cmくらい)にピッタリの分量でして。この通りに作れば失敗のないリンゴのタルトが作れます(昨年はこのとおりに作って、キレイに作れました!今年アレンジしてつくったときの失敗談は後述しまっせ。)
そうそう、タルトの型がないのでパイ皿でつくってるんです。そもそも、昨年タルトつくろうと思い立ってお店に型を買いにいったところ、フッ素加工のものとガラスのものを比較して、まともな形のタルトが作れないことを覚悟のうえで、結局ガラスに決めたので、イワキのパイ皿になりました。まあ、ぜんぶ私のお腹の中に入るんで、型がキレイでなくてもええやん、とうことで。
レシピの分量は、動画を参考になさってくださいませ。この動画に書いてある分量をそのとおりにはかり、レシピどおりにつくったほうが、失敗は少ないと思います。
動画内でも何度かおっしゃってますが、バターの溶かし過ぎに注意するくらいでしょうかね。
私はこの動画の分量をアレンジしてつくったので(そして失敗した)、そのときの分量を書いておきたいと思います(失敗したレシピ書く意味あるのかよって自分でも思いますが、次回の参考のためにと、みんなアレンジして失敗しないでね、という願いをこめて♡)
基本的に、うちに小麦粉を置いてないため、小麦粉の代用として米粉をつかっています(分量は小麦粉と同じ)。そもそもこっから失敗しやすいのかもですが、いちおう食べられる味にはなります(個人的にはおいしいっす)。
あと、パートシュクレ(タルト台)の砂糖(動画内では粉糖)をビートシュガーで代用、分量は半分以下にしています。それでも十分、甘味を感じます。今回は分量どおり入れようかなと思ったんですが、ふだん砂糖を料理に使わない私は、これ、砂糖入れ過ぎじゃね?と思った時点で砂糖を入れる手を止め、メモリをみたらたぶん12〜13gくらいだったと思います。白砂糖の代用には、きび糖もいいですね。
うちのバターが有塩バターなので、塩は入れても入れなくてもいいかなって感じです。今回は塩をほんの少し入れてみました。(むかし、お菓子作りに無塩バターも使ったことがありますが、有塩バターでもわりとおいしいじゃん?ていうか、これおいしいじゃん?と思い、もうお菓子作りのためにわざわざ無塩バターを買わなくてもいいんじゃん?となった次第。料理の先生にしかられそ。。)
アーモンドクリームの砂糖(粉糖)は、ヤシ糖(ココナッツシュガー)で代用。茶色っぽくなるけど、おいしいです。レシピどおりだと25g入れるんだけど、今回は23gにしました。けっこう甘いので、甘さ控えめが好きだったら、20gくらいでもいいかも。
りんごは、小さなリンゴが1個しかなかったので、レシピでは1.5〜2個ですが、1個で間に合わせました。うちのパイ皿には1個でも全体覆えるくらいのリンゴの量になったので、これはこれでよかったのかもです。
さてさて、ここからが本格的な失敗談。失敗談は2回あります。おかわりもお楽しみください。
まず1回目の失敗。昨年、米粉クッキーづくりでバターを消費しすぎていた私。バター食べ過ぎだよう〜と思い、ほかの油での代用を検討していました。初めてのアップルタルトづくりがわりとうまくいき、調子にのっていたのか、バターの代わりに菜種油でもいけんじゃね?と思い、菜種油でタルト作りをしてる方の動画も参考にしながら、バターなしでパートシュクレをつくってみました。
結果、タルト台の生地がぜんぜんまとまらず、惨敗。無理矢理、生地をパイ皿におしつけるように広げて、焼きました。焼き上がりはわりとキレイ?と一瞬思いましたが、カットしたら生地がぼろぼろ崩れてしまい、ダメだこりゃという仕上がりで。でもなんとか、おいしくいただきました。仕上がりはともかく、味がまずくなるような素材はつかってないので、食べられました。このときもアーモンドクリームのほうには、バターを使いました。
そして、2回目の失敗。これが今回の失敗なのですが、さすがに1度目の失敗はするまいと、バターでつくるつもりだったのですが、バターがパートシュクレとアーモンドクリームとあわせて85g必要なところ、冷蔵室の残りが75gくらいしかない、と気づきました。また、最後の最後の焼きの段階で気づいたのですが、焼く前にりんごの上に乗せるバターも必要なので、プラス10gくらいバターが必要でした(焼く直前に気づいて、あたしのおバカ!と思いました)。
さてさて、バターを追加で買い出しに行くのはしんどい、旅に出て良い牧場でバターを買う予定だし、いまスーパーに行きたくない!とひとりで駄々をこね、べつに、少しくらいバター足りなくてもいいんじゃね?(食べるの私だけだし)と開き直り、あるだけの分量でなんとかすることにしました。
アーモンドクリームのほうに25g使うことにし、パートシュクレのバターは10gほど少なくしました。パートシュクレの油はほら、菜種油少し追加すればいいかも?(失敗が懲りてない)と思い、実際にパートシュクレの材料を混ぜ混ぜしたあと、菜種油を追加してみました。
結果。やっぱり生地がまとまらない!先生の動画を何度か見返し、どうやったらこんな生地になるの?わたしの生地はまとまらないどころかサラサラよ〜っと一人で慌て(最初から分量どおりに作ればよかったのに)、仕方ないので、ちょっとヘラで潰すようにして固め(ぜんぜん固まらないけど)、広げたラップにあけて、ラップの上から手で丸く固めました(固まらないけど、とりあえず固まったように見える)。
冷蔵庫で冷やした生地を伸ばしてみたところ、やっぱり崩れる〜。バターを使っているから、菜種油だけのときよりマシだけど、崩れるので、綿棒でやや丸く平たく伸ばし(崩れるからほとんど伸ばせない)、すぐにパイ皿にうつして、手をグーにして押し付けるように伸ばしました。
うーん、このまま焼いて、こいつは崩れないんだろうか、崩れそうだな、、、と思い、そのままとりあえず10分ほど空焼きをすることに。ちなみに空焼きとは、アパレイユやフルーツなど、何も乗せないで焼くことだそうです。
生地にピケしてから、もう一度冷蔵庫で休ませ、180度に余熱したオーブンで10分、空焼きしました。仕上がりは、なかなか良い感じ。
ちなみに、あとで調べて知ったのですが、つくるときにバターが溶けていたり、生地を充分に冷やしていなかったりすると、タルト台が崩れやすくなるらしいので、気をつけましょ。
空焼き後のタルトは、たぶん、冷めてからアパレイユ(アーモンドクリーム)を流し込むと思うのですが、時間がなかったので、ある程度まだあたたかいうちに流し込んでしまいました。アパレイユにはバターが入っているので、クリームがはじっこから溶けだしてしまいましたが、やばいやばいと思いつつ、なるべく手早く、リンゴを乗せるのも手早く、とやって、焼きました。急いでのせたりんごの見た目はイマイチになりましたが、お腹に入ったら同じだから、まいっか。
結果は、やっぱりおいしかった!のと、タルト台が崩れていない!のでした。アップルタルトでパートシュクレを空焼きするレシピって私はみたことないのですが、今後も生地がまとまらないときは、空焼きすると、もしかして修正できるかも?と思いました。
ちなみに、下のレシピ動画(【タルトの基本】りんごのタルト、タルト オー ポムの作り方。How to make apple tart 【French pastry technique】)も良いなと思い、参考にしています。分量が多めなので、大きな型をお持ちの方にはいいと思います。
最初の校長先生のレシピはリンゴの上に溶かしバターを塗るのですが、ズボラな私は、下の動画レシピにならい、バターを溶かさずに細かく切って、リンゴの上に置いてます。この動画、仕上がりにアプリコットジャムを塗るのが、おいしそう〜!