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狭いながらも楽しい我が家の”ずぼら”すぎるもてなしレシピ

おうちごはん&食材
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腹ペコ男子が2人きた。

人付き合いの超絶悪い、おひとりさまで孤独のグルメごっこするのが大好きなアラフォーおば魔女の部屋にも、男友達が来ることくらいあるさっ。

友人がもうひとりの男子と一緒にあちこち仕事を兼ねた旅をしているので、その中間地点として、うちに一泊することになったのだ。

来るのはずいぶんと前からわかっていたが、困ったことに暑すぎて何もやる気がしない。畑の仲間から草取りに誘われたが(夏だし、当然草はボーボーである)、まったく行く気になれなかった。こんなんで、もてなしの準備などできるのだろうか。

救いは、長い付き合いのなかで食の好みが私とほとんど同じだと知っているから、私がそこそこ美味しく食べられるものを作れば、友人もまあまあ美味しく食べられるのである。

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まずは買い出しから〜ずぼら献立を考えながら〜 

彼らの来る前の休日、献立をなんとなく考えながら、スーパーにいた。

メインはもう、夏野菜のラタトゥイユしか考えられなかった。トマトは、高い。無農薬・無化学肥料のものを買っているから、特に高い。ミニトマトは、どうだ。これも無農薬・無化学肥料だけど、お値段は許容範囲。すこしでもトマトが入ればおいしいだろうから、ミニトマトで良い。


チーズに目がない友人のために、私も好きな、よつ葉のゴーダチーズ。もしかしたらチーズケーキをつくるかもしれないから、よつ葉のクリームチーズもかごに入れた。クリームチーズはそのままでハチミツたらしても美味しいから。


パンは、もっと前に買ってあった。無農薬小麦粉・全粒粉のくるみのパン。そのパン屋の話は、また今度。パンマニアの友人とひさしぶりのおうちごはんに添えるには、これしか考えられなかったくらい、おいしいパンなのだ。結果的に、北海道のパン屋を渡り歩いている友人に、「こんなに美味しいパンはない」と言わしめた。


フルーツは、キウイでいいか。食べやすいし。

買い出し➡️簡単仕込み(油揚げ、枝豆、キャロットラペ)

味噌汁に使える油揚げも。米油の、油っこくないやつ。油揚げはこれしか買わない。細かく切って、ほんの少し乾煎りして、例のマイルドなお酢をたっぷり回しかけて炒める。これを冷凍しておくと、賞味期限をあまり気にすることなく、使いたいときにすぐ使えて便利。

とりあえず、枝豆も買っておいた。枝豆は、その日のうちに塩で茹でて、扇風機で冷まして、中身の豆を取り出し、ジップロックで冷凍。豆を取り出すのが地味に時間かかるけど、料理に使うには、こうしておくとラク。


友人の来る前日には、キャロットラペを仕込んだ。酸味のマイルドなお酢(これがないと料理できないというくらい頼りきっている特別なお酢)と、オリーブオイル。ひとつまみ塩をして、フライパンで少しだけ炒めて、火を止めて、蓋をして。しばらく蒸したら、ちょうどいい硬さになっている。お皿にあげて、さらにお酢、オリーブオイル。そして、すりごま。仕上げに、クミン塩を少し。タッパーに移し替えて冷蔵庫に入れておいたら、数日は持つ。

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当日の仕込み、その1。〜客の来る当日の朝はご飯を炊く〜

そして、当日の朝。少しだけ早起きして、ごはんを炊いた。土井善晴方式で。お米を研いで、ザルにあげて、余分な水を切り、そのまま40分置く。お水に浸さないで置いておくこの方法は、最初心配だった。でも大丈夫。20〜30分ほどすると、周りについた水分を吸収し、米粒はふっくらとしてくる。お釜に移し替えて、水を張り、お酢をほんの少し、昆布の切れ端を入れたら、早炊きモードでスイッチ・オン。


(お米の炊き方は、この本で読みました)

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炊きあがったら、底からかき混ぜて、粗熱をとって、小分けにラップして冷凍してしまえば、おいしいごはんをスピーディに提供できる。スローライフ推進派としては、レンチンはあまりしたくないけど、たまにはレンジを使う。

当日の仕込み、その2。ずぼらがラタトゥユと呼んでいる夏野菜ケチャップ炒め

それから、簡単ラタトゥイユの準備。これはこの夏に思いついてお弁当に持っていって以来、ときどき作っている。本当に簡単だから、来年のためにも書いておきたい。夏野菜があったら、いろんな野菜を入れてもいいと思う。私の基本はナス、ピーマン、トマト、(あれば)しめじ。

たっぷりめのオリーブオイルで小さめの乱切りにしたナスを炒め、油が行き渡ったら、少し蓋をして、火を止めて蒸しておく。こうしておくと、ナスが扱いやすくなる。蒸しているあいだにピーマン、トマトを切って、フライパンに投入。小分けに冷凍してあったしめじも投入。塩をして、お酢を一回しかけて、ある程度炒めたら、また少し蒸しておく。

頃合いをみて、蓋を開けて、好みでお酢をさらに入れ、ケチャップ投入。ケチャップぐるぐる、少し多めにかけても美味しい。好みの味になるよう整えて、おわり。粗熱をとって、いったん冷蔵庫へ。冷たいままの冷製ラタトゥイユでもいける。今回は、食べる前に冷たいまま食べたら、ちょっとケチャップが足りなかったかもと思い、フライパンで温め直し、さらにケチャップを入れて炒め、温かいラタトゥイユで提供。


すると、彼らは勝手に白ごはんの上にのせて、ラタトゥイユ丼にして食べていた。これがいちばんおいしいとかなんとか。

即席で思いつきのおかず一品。 

帰ってから、急いで作った一品は、枝豆とミニトマトとしめじで彩りの良い炒めもの。オリーブオイルと塩、白だしを少し。

友人が海外にいる家族から送られてきた特別なチーズを持参してくれたので、チーズはそれを切り分けて、みんなでいただくことに。

結果、食卓はこんな感じ。

キャロットラペ、ミニトマト(彩りのため、そのままで1個ずつ食べられるように取っておいたもの)、枝豆とミニトマトの和風か洋風かよくわからない前菜、メインはラタトゥイユ丼、ワカメ(乾物)・しめじ・油揚げの味噌汁、チーズ、くるみパン、キウイ。飲み物は、私たちの好きなオーツミルク。


その日の夜は、アルコールも飲まないのに深夜まで盛り上がり、布団を敷いて寝っ転がりながら、リラックスモード。いつまでもYouTubeで洋楽の懐メロ流しながら歌う彼らをそのままに、私はついにうとうと・・・(横になると眠くなりますよね〜)

どんちゃん騒ぎの翌日の朝ごはんは・・・(当然ずぼら流です。) 

そして、彼らの帰る翌朝のモーニングは、こちらもいたってシンプルなずぼらプレート。

本当は歩いて外のカフェにモーニングしに行こうと話していたのだけど、おうちのほうがラクかなぁという雰囲気だったので、あるものでしのぎました。

前日の残りのキャロットラペ、またしてもキウイ(昨夜より多く、一人一個分のキウイ)、前日に食べきれなかったチーズをスライス。うちのパンが足りなくなりそうだったので、前もって友人が紀伊国屋で調達しておいた無添加のライ麦パンを軽くトースト。


さらに、チーズが余ったので、チーズを細かく切ってシュレッドチーズっぽくして。オーブンの鉄板にクッキングシートを敷き、楕円(というか適当な大きさ)にチーズを敷き、その上にレンチン解凍しておいた枝豆を散りばめ。しばしグリル。様子を見ながら、5分〜8分くらいかな。チーズがカリカリになったら、テキトーな大きさにカットして(ナイフでうまく切れなかったので、結局手でちぎるという)。

味噌汁は、豆腐とワカメと油揚げ。豆腐は、ちょっと多めに入れて、お腹ふくらませる作戦。


朝は、こんなもんでいいかしら。

そうそう、米びつにごはんがもはや1合もなかったのだけど、中途半端に余らせておいてもなんなので、1合未満、水加減して、朝炊いておいたのだった。

友人が朝はあまり食べないというものだから、炊きあがったごはんは、梅酢の入ったシソふりかけと、少し塩をまぶし、おにぎりに。ちょっと大きめおにぎりが二つできたので、彼らには1個ずつ、旅の新幹線の中で食べてもらうことにした。


朝ごはんが少なかったかしらと思い、「あのおにぎり食べてもいいし、コーンフレークもあるよ」と言ったところ、お腹はいっぱいになっていたようだ。よしよし。

友人が以前来たときは、トマトソースのペンネやパスタ、オムレツなどをつくった記憶もありますが、ごはんを炊いておいてレンチンしちゃうっていうのは、けっこうラクでいいなと。おかずは作り置きしておけるものだったら、来たときにすぐ出せるし。

というわけで、またしてもズボラレシピのレパートリーを増やせたことに満足している私なのでした。おうちごはん、バンザイ。

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