梅のハチミツ漬け、今年もやりました!
ただただ、目の前の梅に集中する。
マインドフルネス。
梅を漬けるのって、まったくやらなかった頃には大変なイメージがあったのですが、私の場合はハチミツに漬けるだけ。
超簡単です。(写真は昨年のを主に使用していますが、毎年だいたい同じです^^)
まずは梅をやさしく洗う。何度かお水を変えて、洗います。
水気をキッチンペーパーで丁寧に拭き取りながら、なり口のホシを爪楊枝で取り除いていきます。
フォークで梅に穴を開け、瓶に入れます。この瓶は、よくスーパーなどで売っている果実用や漬物などのガラス瓶です。
瓶の説明書に熱湯消毒はいけないと書いてあったので、熱湯ではなく、少し冷ましたお湯を入れて、軽く全体に行き渡るように揺らし、キッチンペーパーで拭き上げて乾かしました。
はちみつは、毎年いろいろ変えて使用していますが、とりあえずクセのなさそうなものを選んでいます。これは、自然食品のスーパーで購入したものです。
これは、ふつうのスーパーで購入しました。
ハチミツは日本ミツバチのものが好きですが、いつも買っているハチミツは300gで4000円くらい。さすがに漬け込むほどの量を使用すると高価なので、梅を漬けるときは、こだわりのハードルを下げて、お手頃価格のハチミツを探し、たっぷりと使っています。
今年は、こんな感じのハチミツです。たまたま家にあったのを使いました。昨年・一昨年よりも高価なハチミツです。
ハチミツの分量は、いつも適当ですが、梅が1kgなら、ハチミツはそれと同量か、少なめでも作れます。
ハチミツを多めにいれると、その分、出来上がったときに梅はちみつシロップの量も増えるので、どのくらい多く作りたいかによって量を調整してもいいかなと思います。
私は毎年、梅の頭がちょっと出るかなという、ひたひた加減です。
梅は少し浮いているので、上のほうの梅が乾かないように、ときどきかき混ぜながら様子をみます。
↑1週間ほど経ったところです。梅の頭が隠れるようになりました。
↑12日間ほど経ったところ。これは昨年の写真ですが、泡が出てきて、発酵しはじめたようです。
この写真だとあまり泡が見えませんが、実際はもっと泡立っていました。大丈夫かな?腐ってしまうんじゃないかな?と、ちょっと焦りました。
調べたところ、発酵して泡立っても、それほど心配しなくてもいいようです。
発酵してしまった原因は、室内が暑くなってきたためと思われます。発酵がこれ以上進まないように、大きな保冷バッグに入れて、保冷剤も入れて、毎日保冷剤を取り換えながら、様子をみました。
↑3週間ほど経ったところ。発酵はおさまっています。(ちなみに今年は、比較的涼しい部屋に置くことができたので、発酵はしなかったです)
漬けてから1ヶ月よりもちょっと前に、梅を取り出し、梅シロップを小さな瓶に小分けして、いつでも飲みやすいようにしておきました。これを冷蔵庫で保存します。
取り出した梅は、そのまま食べたり、味噌汁に入れたりしてもおいしい。今年は梅ジャムにしようと思っています。
これは、ハチミツに漬けたばかりの梅を上から見た図です。
↑初めて梅ハチミツ漬けを作ったときの写真です。
最後に、梅を冷凍したときの話を少し(初めて作ったときのこと)。
無農薬、無化学肥料の南高梅が届いて、週末に作業しようと思っていたら、桃のようないい香りが・・・これは完熟している証。
週末に作業を・・・と思いながら、梅の近くと通るたびにいい香りが増しているような気がしました。・・・完熟がこれ以上進めば、カビが生えてくる可能性もあります。
すぐに作業しなければ!と思いましたが、ガラス瓶の消毒と、はちみつの調達がまだだったので、漬けるのは週末にやるとして、とりあえず冷凍することにしました。
もぎたての完熟梅はやわらくて、触った感覚がとっても繊細でした。
初めての梅ハチミツ漬けは、子どものころ、祖母の家でよくごちそうになった梅の甘い飲み物を思い出しながら、作りました。
祖母はいつも夏になると、梅ジュースといって、私に冷やした飲み物を出してくれました。
そのジュースの美味しかったこと!
世代から世代へと受け継がれる美味しい体験って、大事だなぁ、ありがたいなぁ、と今になって思います。
どこからか捕まえてきたザリガニに、梅ジュースをちょこっと垂らして、怒ったザリガニがハサミを持ち上げるのを見ながら、祖母と遊んでいたのを思い出します。
いまから思い出すと、それを飲むたびに顔がほてる感じがあったので、あれは少しお酒が入っていたんじゃないかなぁ?と思いますが笑
そうそう、梅の中に、ちょっと傷んでるかな?と思うのがあったら、醤油漬けにして、調味料などに使ったこともありました。
無農薬の梅は、自然食品のスーパーや、ネットなどでも手に入ります。予約が必要なお店もあるようです。予約しようと思ったら、すでに予定数に達して予約できなかったお店もありました。
最近は松戸のクーランデールさんで梅を購入しています。時期になると、たっぷり店頭に並ぶので、予約はしないで買っています。
完熟の梅は、アク抜きは不要です。だからいつも、熟した梅を選んで買うの。
↑これは「青梅ハチミツ漬け」のレシピで、この方法を参考にしてつくっているのですが、私の場合は青梅ではないので、アク抜きの工程をスキップできるし、完熟梅はいい香りがします^^;;
袋の上からクンクン嗅いでも、とってもいい香りがしますよ。6月過ぎたら、完熟梅はお店に並び始めていて、時期が終わったら、もうどこにも売ってないから、季節限定のお楽しみですね。