旅の話もぽつぽつ書いていこうかなと、ふいに思い立ちまして。
何年か前から撮り溜めていた写真もあるのですが、ひとまずこちらから。
以前は近くを通ってもなかなか行く機会のなかった宇都宮に、最近は仕事や諸用で立ち寄ることが多くなりました。
こちらはJR宇都宮駅近くの、印象的な建築物です。
駅近くの黒っぽい古民家、という認識しかなかったですが、「旧篠原家住宅」と書いてあることに、この日初めて気づきました。国指定重要文化財です。
宇都宮の方は(小学生とか中学生とか)、一度は学校の授業などで見学に来ることもあるのでしょうか。
用事を済ませて、この建物の前を通ったときに、そういえば入ったことがなかったなと。ふと思い立って見学させていただきました。
入館料はかかりますが、大人100円です。
いただいた三つ折りのリーフレットを見ると、篠原家は宇都宮を代表する旧家の一つであったそうです。江戸時代から醤油醸造業や肥料商を営んでいたとのこと。
この建物は、明治時代に建てられた主屋ですが、醤油醸造蔵や米蔵などは戦火で消失してしまったそうです。
箱階段や古道具など、好きな方にはたまらない空間です。
帳場が再現してあります。
昔の暖房器具いろいろ。
階段
帳場
1階と2階と、部屋がいくつもあって、広いです。
1階にある金庫、拝ませていただきました^^。
2階からの眺め。
石蔵が見えます。
2階の廊下。
地袋に菊地愛山の鯉の絵。
菊地愛山について
https://crd.ndl.go.jp/reference/entry/index.php?id=1000314115&page=ref_view
Wikipediaによると、
「1945年(昭和20年)7月12日の宇都宮空襲では周辺の建物が焼失する中で唯一残ったため、翌日に兵隊が炊き出しを行って、店の前で市民におにぎりを配布した。」
旧篠原家住宅 - Wikipedia
と書いてあります。
もしかしたら宇都宮市内の聖地、パワースポットかもしれない(?)。
歴史にご興味あれば、一度入ってみるのもいいかも。