レシピを思いついた経緯
いつものことだが、まず原材料が先にある。
ふと仕事中に思い出す。あれとあれと、そうだ、あれもあったな、と。
あれで何かつくれるんじゃないかな、とか。
足りないものは、そうだ、レモンだけ買い足せばいいな、とか。
たとえば、レモンとブルーベリーをつかってチーズケーキつくれるなと思いついたら、その原材料からレシピがあるかないかをとりあえず調べてみる。
あったら、あとはテキトーにアレンジだ。
分量なんかも、超テキトーだ。
お菓子作りにあるまじき行為だろうが、おかまいなしだ。
食べるのは私ひとりなのだから。
自分で食べるためのお菓子作りは、もっともっと自由でいいんじゃないか。
とさえ思う。
なんだかずっと、ティラミスが食べたいと思っていた。
なぜかと記憶を辿っていくと、ある人のワークショップが気になっていたのだ。
何度もワークショップを予約しようとしたが、どうも、私が作りたいのはこれとはすこしちがうのではないか、という気がして、あと一歩のところで予約を思いとどまった。
そこで、たまたま思いついたレシピをメモしておきたいと思う。
いつも、思いつくと、思いついた材料で、似たようなレシピを検索する。この方がこの材料とこの分量で作っているから、こういうふうにすれば、だいたい良いかも。という、なんとなくの当たりをつけて、なんとなく作り始める。
このとき検索ででてきたレシピは、こちら。
そう、私の思いついたレシピは、底にオートミールを土台がわりに敷き、冷蔵庫にたまたまあるラム酒漬けレーズンを使ってみようというもの。
底に敷くクッキー土台や、フィンガーなんちゃらを作るのって、一手間かかるじゃないですか。
オートミールなら、なんか混ぜて敷けばいいだけなので。
思いついたティラミスの材料と作り方
仕上がりがなかなか美味しかったので、まずは材料から。
A:(土台のかわり)
オートミール 30g
バター15g~20gくらい
ラムレーズン 20gか30g くらい。入れると美味しいけど、多すぎると不味くなる。適度が良い。
コーヒー 10gから20gくらい。インスタントコーヒーを濃く淹れてもよい。なんでもよい。
上記、混ぜておく。私は野田琺瑯の小さい容器で混ぜて、底に少し押しつけるようにして敷いた。
デジタルスケールの上に、琺瑯容器をのせて、そこで混ぜてしまう。
下記も別の容器で混ぜる。混ぜたら、Aの上にのせる。
B:(のせるもの)
マスカルポーネ(タカナシ) 1つ(250g)
メープルシロップ 30g
ラム酒(レーズンを漬けておいたもの)適量。入れると美味しいけど、多すぎると不味くなる。適度が良い。このときここに少しレーズンが入ってもいいかも。あまり気にしない。
冷蔵庫で1時間以上。
食べる前にココアをふって。
完成。
原材料のメモ
そうそう。このバターを入手したので、これを使いたくて何か作ってみよう、というのも今回のレシピの動機になっていた気がする。
北軽井沢の牛乳屋という店で買える。
店のあることは知っていたのですが、近くまで行っても、なかなか持ち帰ることは難しいので(要冷蔵の乳製品なので)、電話一本で配送してもらいました。
日持ちは短めですが、開けた瞬間に、このバターはほかのとぜんぜん違うと感じます。比較的やわらかいので、お菓子作りの前に「バターを常温に戻す」という手間と時間がかなり短縮できると思います。
発酵バターと発酵でないバターの両方ありますが(どちらも有塩)、個人的には発酵のほうが好みでした。
牛乳屋さんのリンク:
いただきもののコーヒーを、かなり濃い目に抽出して使いました。
このようなドリップパックのコーヒーは、買ったら(もらったら)、賞味期限にかかわらず、すぐに飲んだほうが、鮮度という点では良いらしいですね(たぶんそのほうが美味しいでしょうし)。私はいつも期限ギリギリになりがちですが。
マスカルポーネはタカナシのものを使いました。入手できる店が少ないですが、成城石井と北野エースでは見かけたことがあります。
ココアには、非アルカリ処理という商品があるのを、この商品を見つけたときに初めて知りました。
通常のアルカリ処理したココアとの違いは、個人的にはそれほど感じないです。言われなかったら気づかないくらいのレベルでした。
オーガニックをうたうココアでも、とくに記載がなければアルカリ処理しているのが多いようです。
ココアは、ふりかけてから、翌日でもとくに問題なく、おいしく食べられました。
このあとの失敗談。これがとても美味しかったので、いろいろ分量をアレンジして、オートミールを増やしたり、ラム酒を増やしたり、レーズンを増やしたりと、やってみました。が、最初に作ったこの分量が良かったのだと気づいた次第です。
これまでは、あまり乳製品を摂らないようにしてきましたし、これからも気をつけなければと思いますが、乳製品には依存性がありますので、衝動的に食べたくなるときがどうしてもありますね。
これはとても簡単にできるので、覚えておきたいと思い、書きました。